日本語初心者の外国人留学生でもできるバイトのおすすめの一つがコンビニ業務です。
レジ打ちを中心とする接客業は、お客様と話す言葉のフレーズもある程度は決まっています。「いらっしゃいませ」や、「ありがとうございました」をはじめ、初歩的な日本語を使いますので初バイトにも良いでしょう。
もう一つのおすすめはカフェやレストランなどの飲食店バイトです。
ここではまずお客様の入店、オーダー、そして出来上がった料理を運ぶ、レジ打ちなど、さまざまなシチュエーションでお客様と会話しますが、こちらもある程度は同じ言い回しの日本語を用いることが多いので、繰り返し練習すれば日本語初心者の留学生でも働くことができるでしょう。慣れてくれば、毎日多くのお客様との触れ合いを通じて、日本ならではのコミュニケーション能力や、接客・配膳のマナーも勉強できます。また、レストランなどの飲食店では、初バイトの外国人留学生でも丁寧に研修が受けられる店舗も多いので安心です。
飲食店のバイトでは接客以外にも調理の求人も頻繁に募集しています。
調理では、最初のうちは皿洗いや簡単な調理を任されることが多いため、日本語が全く話せない留学生でも働くチャンスはあります。また、慣れてくれば日本の食材の名前を覚えることや、日本料理などの調理法を学ぶことができます。
コンビニやレストランのバイト以外にも、日本語にまだ自信がない外国人留学生には、図書館やカラオケボックスのバイトも話す言葉のフレーズが決まっているためおすすめです。

日本語は話せないけれど、読み書きはできる外国人留学生におすすめのバイトがオフィスワークの業務です。簡単なデータ入力の仕事は、外国人の求人はあまり多くありませんが働くチャンスはあります。
オフィスワークに求められる資格は、ワード、エクセル、アクセスなどがあります。しかし、バイトの場合はデータ入力やコピーを取るなど、庶務的な業務を任される場合が多いため、特に資格がなくても心配ありません。ただし資格ではありませんが、ブラインドタッチやメールの送受信などができれば業務の幅が広がるので重宝されるでしょう。

オフィスワークに求められる人物は、仕事の正確性、スピード感がある人です。また、どの業種の仕事でも共通しますが、明るく、向上心がある人も好まれます。バイトのスタート時には日本語が話せなくても、仕事の意欲が高いところが上司や同僚に認めてもらえれば、お互いに声もかけやすく、日本語を教えてもらえる機会も増えるでしょう。覚えた日本語は自分から話すことで積極性もアピールできるので、仕事の幅を増やせるチャンスもより広がります。

コンビニバイトは日本語初心者の外国人留学生におすすめできるバイトですが、東京都内の時給の相場は、日中の勤務の場合だと約950円。深夜・早朝の勤務の場合だと約1100円になります。バイトの時給には地域性がありますので、地方の場合では都内よりも若干安い傾向にあります。

また、コンビニバイトはシフト制の勤務が多いため、拘束時間も「週1勤務からOK」など柔軟性があるのが大きな特徴です。そのため、学校との両立を考えて平日あるいは休日・祝日のみの勤務なども選ぶことが可能です。例えば、試験前の勉強に集中したいときや、夏休みなどに帰国したいときなどは、勤務時間を減らして働けるのもシフト制のバイトの大きな魅力といえます。

コンビニバイトの残業はあまり多くはなく、多くても1日1〜2時間程度になります。学業優先の外国人留学生ですが、もしお店が忙しく残業を頼まれた場合には、無理のない範囲で仕事を手伝ってあげましょう。スタッフとのチームワークにも貢献できますし、繁忙期を乗り越えられたという仕事の達成感にも繋がります。