まず、家電量販店やドラッグストアのアルバイトの仕事内容は、大きく分けるとお客様への接客、レジ会計などの業務があります。
家電量販店の接客では、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など、さまざまな商品の説明をします。同じ製品でも、他メーカーとの違いや、お客様のニーズに合った製品の紹介などもありますので、幅広い専門知識が求められます。
ドラッグストアの接客も同じく製品の説明業務を任されますが、医薬品の説明や問い合わせ対応などは、薬剤師の資格保有者が対応するようになります。ドラッグストアも製品数が多いため、覚えることも多くある仕事になります。接客以外にも仕事に慣れてくれば、品出しや、店内清掃、売上管理、POP作成など段階的に仕事を任されるようになります。
家電量販店もドラッグストアでもレジ会計は大切な業務の一つです。間違いがないよう正確にお客様の買い物の会計を行い、大きな声で「ありがとうございました」と気持ちよくお客様に対して挨拶をすることが大切です。
いずれのアルバイトも特に資格等の必要もなく、同世代のバイト仲間も多い職種ですので、初バイトの外国人留学生でも安心して働くことができるでしょう。

家電量販店やドラッグストアのアルバイトでは、店内のさまざまな製品の専門知識を身につけることができます。
また、毎日数多くのお客様との接客を通して、日本語のスキルアップや、日本ならではのきめ細かい接客マナー、礼儀作法、またコミュニケーション能力もブラッシュアップが期待できます。繁忙期などは仕事のスピードも重要になるので、優先順位をつけて効率良く仕事をすることも身につけられるでしょう。この柔軟な仕事への取り組み方は、将来社会人になってからも活かしていける大切なスキルになります。

家電量販店もドラッグストアの仕事もアルバイトから社員へのステップアップが可能な職種です。
家電量販店の場合は、販売士や、家電製品エンジニア、家電製品アドバイザーなどの資格を所有すると時給アップや、社員化へのステップアップへ繋がりやすくなりますのでチャレンジすると良いでしょう。
また、ドラッグストアの社員や店長になるには特に薬剤師の資格は必要ありません。ですから、将来はドラッグストアの店長を目指すステップアップも夢ではないでしょう。

家電量販店でのアルバイトの時給の相場は、東京都内で約1000円前後になっています。またドラッグストアのアルバイトの時給の相場は、東京都内で、同じく約1000円前後が多いです。いずれのアルバイトも、地域によって時給は異なり、地方では約200円前後安くなります。
また、家電量販店もドラッグストアのアルバイトも、研修期間中は若干低い時給設定になるので注意が必要です。

アルバイトの拘束時間は、家電量販店の場合、朝10時頃から夜21時頃までの8時間以内で働くことができます。
ドラッグストアは、朝10時頃から夜22時頃までの営業時間になっています。最近は24時間営業の店舗も増えてきていますので、ガッツリ稼ぎたい留学生は深夜や早朝勤務を選ぶことも可能です。
どちらのアルバイトもシフト制の勤務が多いため、学業に専念したいときは働く時間を減らすなど、柔軟に対応できるシフト制のメリットを活かしてバイトすると良いでしょう。
残業については、家電量販店は残業時間が多いのが特徴です。特に、土日祝日などは平日の数倍のお客様が来店しますので、残業を任されることもあります。ドラッグストアの場合、残業は家電量販店よりは少なくなります。店舗によっては、残業をできるだけしない方針の会社もあり、定時退社がしやすい傾向にあります。