オフィスビルや商業施設の中で警備員の人をよく見かけます。また、普段利用している道路でも交通整理や車両誘導を行う警備員の人達の姿を日常的に目にしている人も多いでしょう。
身近な存在である警備員ですが、バイトやパートで仕事を探してみたいと考えている人に仕事内容や適性、待遇などについて紹介します。
警備員の仕事は施設内や道路を通行する人に対して安全を確保する大切な仕事です。警備員の仕事内容は多岐にわたりますので、現場によっては体力が必要な仕事もありますが、それほどでもない場合もあります。そのため、バイトやパートで仕事をすることを検討するときには、仕事内容をしっかり確認することが大切です。また、勤務時間も日勤だけの仕事もあれば、深夜勤務を含む仕事もあります。警備員の仕事内容は主に3つあります。この中から自分の希望にあう仕事を探してみましょう。
最初に交通誘導警備の仕事です。この仕事は屋外での仕事であることが殆どです。勤務場所は建設中の建物の工事現場、駐車場、道路の工事現場などです。道路の工事現場では、交通量の少ない夜間に工事をすることが多く、夜勤が伴うことがあります。交通誘導警備は、行きかう車や通行している人に対して交通整理を行い、歩行者の安全の確保に努めます。工事中の道路上では主に通行する車を誘導します。
交通誘導には、イベントなどの際に車両誘導や人を誘導する仕事もあります。このような仕事は雑踏警備、催事警備などと呼ばれています。誘導の他にイベント参加者の不審物チェックや案内業務などが含まれる場合が多いでしょう。最後に施設警備があります。オフィスや商業施設の中で仕事をする警備員の仕事で、施設内の巡廻警備を行い不審物、不審者などがいないかをチェックします。

警備員を希望するにあたり、この仕事が向いている人、求められる適性や能力はどのようなものかをみていきましょう。まず、健康であり、体力に比較的自信があることです。立ち仕事であることが多く、特に屋外での仕事では暑さ、寒さにさらされることもあります。疲れていては業務に支障がでることがあります。また、心構えも大切なポイントです。警備員はただ立っていればよいという仕事ではありません。それぞれの現場で常に通行する車両や人の安全に気を配らなければならないため、責任感があるということがこの仕事をする上でとても大切です。
さらに適性としては、人に対する気配りや配慮ができる資質を備えていることが望ましいといえます。例えば、行きかう人に対してちょっと不自然な感じがしたり、困っている人をみかけたりすることがあります。その少しの変化に気付くことが事故や事件を未然に防止することにつながる可能性が高いのです。困っている人を助けたいという精神がある人は適性があるといえるでしょう。

バイトやパートで警備員の仕事をするときに、その仕事内容や求められる能力の他に、気になるのは待遇面です。バイトやパートの場合には時給で仕事をすることになります。他のバイトやパートの仕事と比較して特別好待遇であるわけではありません。しかし、警備員の仕事は日勤と夜勤があり、夜勤は午後10時から午前6時くらいの時間帯であることが多く、この時間帯は割増賃金が適用されます。そのため、できるだけ短い期間に稼ぎたいと考える人は夜勤を含む勤務時間を選ぶとよいでしょう。
また、日勤であっても、多くのスキルが求められるような現場であれば時給が高くなる傾向にあります。そのため、待遇については自分がどれ位の時間仕事をすることができるか、どの時間帯で仕事をするか、その現場に役立つスキルを有しているかによって変わってくるでしょう。