高齢化社会の到来で、医療・介護・福祉系の現場は慢性的な人手不足に陥っているため、病院や老人保健施設などからは、多くの求人の募集があります。応募したいと考えている方には、どんなお仕事なのか不安という気持ちがあるかもしれません(´Д⊂
新しいお仕事をする前には、どんなメリットやデメリットがあるのかを知っておきたいもの( ´∀`)それを頭に入れておくことで、実際にお仕事を始めた時にどうすれば良いのか準備することができます★
医療・介護・福祉系の仕事には、医療事務や歯科助手、老人ホームや障がい者施設での介護など様々なものがあります。
資格のある人は必要とされて、経験者は優遇されることもありますが、介護施設での清掃や送迎車の運転など、資格がなくて未経験でも応募できるものもあります。
未経験者歓迎で資格取得支援のある施設では、働きながら基本的な知識や技術を身につけることができるので、資格試験を受験する上でもメリットがあると言えそうです。
そして人と接する機会が多いお仕事なので、色々な人と触れ合うことで成長できるということも大きなメリットです。
例えば、お年寄りや様々な年代の人、障がいのある人、子どもたちとのコミュニケーションは、すぐに上達するものではなく磨かれていくものです。沢山の人との触れ合いでは、聞き上手になったり臨機応変に対応できる技術が身に付いたりすることでしょう。
また、仕事をすることで医療・介護・福祉の専門的な知識が身に付きます。学べる内容は施設によって違いはありますが、これらの分野の知識は、私生活にも活かせるものが多いというメリットがあります。
医療・介護・福祉系の求人は需要に対して慢性的に不足しています。これは、少子高齢化社会で多くの人材が求められているにもかかわらず、低賃金などの処遇の悪い傾向が影響しているようです。では、他にはどんなデメリットがあるのでしょうか?
介護など人間相手の仕事は体力勝負で、時には汚物処理などの仕事もあり「汚い」というイメージも強いようです。実際に、病院では看護師の補助や介護で多くの介護職員が働いていますが、排泄介助が多く重労働とのことです。
また、職場の人間関係も大きく影響してきます。チームプレーの仕事になるため助け合って仕事ができる反面、合わない人がいると大変で辞めてしまうなどのケースもあるようです。
他にも、利用者の死に対して気持ちの整理がつかずに、仕事から離れてしまうということもあります。医療・介護・福祉系の仕事は死に対してどう向き合うのか、人の死に対しての倫理観を常日頃から考えておくことが必要です。
このようなデメリットはありますが、職場では一人で仕事をするわけではありません。困った時には周囲の人たちに相談し、助言を受けながら仕事を進めていきましょう。
このように医療・介護・福祉系の仕事には、多くのメリットがあると同時にデメリットもあることがわかりました。しかし、デメリットを補って余りあるやりがいは見逃せません。何といっても人間相手の仕事では、気持ちが通じ合い相手から感謝の言葉をいただくことができる、という喜びがあります。それは、この仕事の大きなやりがいとなり、仕事を続ける上での原動力にもなります。
もし、医療・介護・福祉系の仕事で悩むことがあればどうすればいいでしょう。周囲に相談する、自分のライフスタイルに合わせて短時間勤務にする、年齢的な体力不足などへの不安があれば介護事務を視野に入れて取得する、などの工夫をすることです。仕事を続けることによって経験を積み重ねることができ、仕事へのより大きなやりがいを感じることができるでしょう。
この仕事をすることによって、少子高齢化が進む社会にとって必要とされている、大切な役割を果たしていくことになります。この人材不足の分野で、仕事を通じて得た知識や技術は自分の身につき、将来的にもきっと役に立っていくことでしょう。