カウンタースタッフとは、店舗とお客様を繋ぐ窓口であるカウンターに立って接客対応する仕事です。
その業務内容は勤務する店舗の業種によってさまざまで、求められるスキルも異なります。
しかし、特別な資格が必要になるケースは少なく、研修によって業務の基礎をレクチャーしてもらえるので、
未経験者でも始めやすい仕事だと言えます。
業種別カウンタースタッフの
業務内容
来店したお客様を接客対応するのがカウンタースタッフの基本業務ではあるものの、その内容は業種ごとに違ってきます。
カラオケ店や飲食店、パチンコ店などのカウンタースタッフであれば、サービスを利用するための受付がメイン業務となります。
利用時間の確認や商品説明や景品交換などの業務を行い、お客様のニーズに合ったサービスや商品を提供します。
店舗ごとのマニュアルに従えば比較的スムーズに仕事が進むので、バイトやパートの初心者でも始めやすい業種です。
一方で、携帯電話販売店、クレジットカード受付、旅行会社などのカウンタースタッフは業務ごとの専門知識の習得を要求されるので、少し難易度は高いでしょう。お客様に提供するサービス自体が複雑ですし、お客様のニーズ以上のものを読み取らなければならない場合もあります。また、お客様を特定のサービスに勧誘しなければいけないケースもあり、即興的な対応力が必要になる状況も考えられます。
さらにバーのカウンタースタッフのように、お客様と雑談や世間話をするためのコミュニケーション能力が重要になる仕事もあります。
求められる人材とは?
接客業である以上「他人と会話するのが好き」「他人の喜ぶ顔を見ると自分も嬉しくなる」というような方が向いています。
また、店舗の窓口であるカウンタースタッフの印象はそのまま店舗全体の印象にも関わってくるので、笑顔が素敵だったり言葉づかいが丁寧だったりする方が望まれます。髪型や服装に清潔感を求められる場合も多いでしょう。
さらに年齢や性別の異なる複数のお客様と接するため、状況に適した接客対応を使い分けられる器用さも大切です。知識のあるお客様にはある程度専門用語を交えて説明し、高齢のお客様には平易な言葉づかいでゆっくり話すなどの工夫が必要になります。
なかには機嫌が悪かったりクレーム目的で来店したりするお客様もいるケースも考えられるので、厳しい叱責を受けても平常心を保てるだけのメンタルも要求されます。
そして、携帯電話の契約やクレジットカードの発行を受けつける際は、お客様の重大な個人情報を扱うことになるので、強い責任感がなければいけません。
サービス内容がめまぐるしく更新されるような業種では、日常的に知識を吸収しようとする意欲のある方が歓迎されるでしょう。
どんなスキルが身につく?
お客様と触れ合ううちに、常識的なコミュニケーション能力やマナー知識が身につきます。
業種によっては定期的なマナー講習を実施している場合もあり、一流の講師陣からレクチャーを受けられる機会もあるでしょう。そうしたチャンスを逃さず自分のものにできれば、親近感のある笑顔の作り方、自然なうなずき方、上品に見える立ち姿や座り姿、美しい歩き方、正しい敬語の使い方や不快感を与えない会話術など、接客業に求められるスキルを習得することも可能です。
また、カウンタースタッフとして経験を積むことで、相手がなにを求めているのか、どんな接客対応を好むのかといったことを見抜く洞察力も養われます。同時に想定外のトラブルにも動じない精神的な強さも備わっていくでしょう。多種多様なお客様と日々向き合うことで、柔軟な接客対応能力が培われていきます。
さらにお客様の個人情報を扱う業種であれば、売買契約や個人情報保護などに関する法律知識も学べるでしょう。
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