ホテル・ブライダル・セレモニースタッフのアルバイトをする場合の主な仕事内容は接客です。

接客は、さまざまなタイプの接客内容に細分化されます。
まず、ホテルであればコンシェルジュ、ブライダル・セレモニーサービスの場合はコンサルタントとして、顧客の相談に乗る仕事があります。
また、客室やセレモニー中に食事の提供が行われる場合は配膳サービスを行うこともあります。
さらに、インフォメーション係のような役割を果たす仕事もあります。顧客を会場まで誘導したり、施設の場所やサービス内容に関する質問に答えたりすることも仕事に含まれるでしょう。

ホテルやブライダル、セレモニーは、非日常感を演出することが大切になります。ホテルスタッフであれば普段から住んでいる家では味わえない雰囲気を味わってもらうこと、ブライダルスタッフであれば結婚する人やその家族の大切な門出を祝うお手伝いをすること、セレモニースタッフであれば主催者が望むイベントに仕上げるサポートをすることが仕事です。良い思い出にしてもらえるように接客することが仕事です。

ホテル・ブライダル・セレモニースタッフとして仕事をする場合に求められる能力とは何でしょう？

接客が業務の中心になりますので、基本的な接客能力が求められることになります。
まずはホテル、ブライダル、セレモニーそれぞれに必要な専門的な知識に基づいた接客サービスを行う必要があります。
しかし、それに加えて、ホテルやブライダル、セレモニーは、顧客にとって特別な時間といえますので、特別感を演出できるハイレベルな接客能力が求められることになるでしょう。
例えば、ホテルでくつろいでもらえるように、要求があった時だけサービスするのではなく、顧客がサービスしてもらいたいと思っていることをくみ取って対応する能力や、どんな結婚式にしたいのかという漠然とした希望を具体化する能力などが求められることになるでしょう。そのため、率先して顧客のニーズをくみ取って対応し、顧客に喜んでもらえることにやりがいを感じられるような人がこのアルバイトやパートに向いているといえます。

ホテル・ブライダル・セレモニースタッフのアルバイトをすることで身につくスキルは大きく分けると3つあります。

1つ目は、イベント運営能力です。
ビジネスホテルの場合、あまり機会はないかもしれませんが、シティーホテルや高級ホテルになると、ホテル内で結婚式やその他のセレモニー、イベントが行われます。そのため、イベントの企画、準備、当日運営そして後片付けなどを行うスキルが身につくでしょう。

2つ目は、接客スキルです。
接客サービスの中でも、ホテルやブライダル、セレモニーの接客では高度なサービスが求められることも多いです。そのため、その他の業界に行っても通用するような接客スキルを身につけることができるでしょう。

3つ目は、さまざまな人から多くの要望を聞いて対応することになりますので、コミュニケーションスキルが磨かれます。
価値観も考え方も違うさまざまな人とコミュニケーションをとってサービスを提供するスキルは、接客業務だけでなくどんな業務にも活かすことができるはずです。