接客・サービス系のバイトといっても、その業種は多岐に及びます。
しかし、大まかには『動き回らなければいけないアルバイト』と『一箇所でじっとしているアルバイト』に分けられるといえるでしょう。

動き回るアルバイトの代表格が、飲食店の接客係です。
お客さんを席に案内したり、注文を聞いて届けたり、レジを行ったり来たりしたり、たいへんそうですが、時間が過ぎるのも早く、やりがいのある仕事です。
一方、一箇所にいるアルバイトの例はショッピングモールのインフォメーションカウンターです。自分から動くことなく、質問のあるお客さんに応対をします。映画館やファーストフードショップのレジ係も動く機会が少ないアルバイトといえるでしょう。こういった仕事は、体力的には楽そうですが、実際には入力作業や調べものも多く、頭をフル稼働させなければこなせない内容です。
接客・サービス系バイトを志す人は、自分ならどちらのタイプが向いているかを見極めましょう。

接客・サービス系バイトの仕事はきつい、というイメージがないでしょうか？
結論から先に書くと、『きついときとそうでないときの落差がある』といえそうです。

たとえば、アミューズメントパークを例に挙げましょう。人が押し寄せて、長蛇の列があちこちでできているアミューズメントパーク、あんなところで働くのはしんどそうだなと感じませんか？ しかし、実際には四六時中、大盛況が続くアミューズメントパークはごくわずかです。多くのアミューズメントパークは連休や行楽シーズンに活気を見せますが、それ以外の平日には客足が遠のく傾向にあります。 また、天候によっても客入りは大きく左右されます。そんなときは当然、アルバイトの仕事にも余裕が生まれます。繁忙期の忙しいときにはアルバイトのシフトも大勢が配置されるので、どうしようもないくらい仕事がつらいという状況はめったに訪れないといえるでしょう。
アミューズメントパークに限らず、レジの操作や接客マニュアルを覚えることに苦労しがちですが、こういったスキルアップは時間が解決してくれます。接客・サービス系バイトをきついととらえるか、やりがいがあるととらえるかは個人によるのではないでしょうか。

接客・サービス 系バイトの時給ですが、
飲食店で800円から900円程度、レジャー施設で800円から1,000円程度が大まかな相場だといえます。 アルバイトとしては平均的な時給ですが、接客・サービス系バイトのメリットとして、時給が上がるタイミングの速さが挙げられます。能力があるアルバイトなら、昇給がすぐ望めるので、頑張りが還元されやすいといえるでしょう。

また、労働時間や残業についてですが、
飲食系であれば5時間から8時間、レジャー施設であれば8時間前後のシフトが組まれることがしばしばです。昼間よりも夕方以降のほうが時給は割り増しになる傾向があります。深夜営業を行っているお店も多いので、学業や他のアルバイトとの掛け持ちもしやすいでしょう。残業については、店の混雑状況によって頼まれることもありえます。しかし、多くの場合は混雑を見越して余裕を持ったシフトが組まれているため、残業の可能性は低いといえるでしょう。