意外と知らなかったコンビニのお仕事も見えてくるかも知れません。
コンビニといえば、レジ打ちというイメージを持っている人が多いようですがそれだけではありません。
店内の棚を見て回って不足している商品の品出しをすることやお客様の要望に応じてお弁当を温める、店内の掃除といった細かなこともコンビニのバイトの仕事内容です。
商品の品出しについてですが、在庫がない場合は発注をかけなければいけません。しかしこれはバイト店員だけの判断ではなく社員の方に相談のうえで発注します。とりわけバイトの新入りが誰にも相談なしに発注して、ものすごい数の発注をかけてしまうことを防ぐためでもあります。
コンビニは商品を扱うのでいつも店内を清潔に保っておかなくてはいけません。レジがひと段落したら掃除の仕事を任されることもあります。品出しの確認をしているところをほとんど目にしたことがないと思った人もいるかもしれません。品出しの確認は商品を選ぶお客様の邪魔にならないように行います。お客様で混んでいる時間帯にお客様に割り込むようにしてはいけません。そのためある程度空いていて、人の目に入らない時間帯に行われることも多いです。
コンビニの仕事は昼間だけではなく、シフトによっては深夜勤務に当たる場合もあります。そのためさまざまなバイトの中でも、体力が求められる仕事のひとつです。
体育会系の部活で普段から鍛えられているといったタフな人は向いているといえます。
体力の他にも気遣いや数字に強いかなども挙げられます。気遣いについて、陳列の際にはストッキングなど女性向けの商品はあまり高いところに置かないなど、お客様目線で考えて仕事ができると良いでしょう。
またレジ打ちではお釣りを渡す際にきちんと自分でも確認しなければなりません。計算ミスがあってはなりませんので数字に強い人には向いている仕事だといえます。
体力面、気遣い、数字に強いかどうか、いずれも優れている人材というと正直厳しいでしょう。スポーツ好きで体力があっても、計算はまずまずだという人もいるでしょう。いずれかひとつでも当てはまる人は自分の強みを生かして働けるお仕事ですので、検討してみてもいいかもしれません。
コンビニの場合はお店や地域にもよりけりです。
たいてい地域の最低賃金が時給で、首都圏なら950円、地方になると850円など首都圏に比べて安くなります。
深夜勤務になると時給が上がりますが、これは労働基準法によるものです。22時以降は通常の時給の25%増し、勤務時間が8時間以上で深夜勤務になった場合は22時以降の時給が通常の50%増しになります。そのためシフトを主に深夜勤務にすればまったく稼げないということはありません。
だいたい1日3~4時間以上からというところが多く、拘束時間は少なくても3時間4時間は見ておきましょう。
シフトで入れる時間を長く記入した場合など長いと8時間くらいになることもあります。シフトは体力の無理にならないようによく考えて記入する必要があります。お客様が多く、なかなか今日の分の品出しができないときは品出しをしてから帰ることになりますのでちょっと残業することもあるかもしれません。忙しい時間帯にレジに入った場合、切りのいいところまでレジ打ちしていたら30分ほど伸びることもあります。そのためまったく残業がないとはいい切れません。