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スーパーマーケットにいくと、たくさんのお惣菜を中心とした食品、パン、飲料などがところせましと売られています。そのような食品を製造して売る仕事が食品販売スタッフです。
スーパーによっては食品販売スタッフの中でもいくつかに分けられています。お弁当や揚げ物を中心に製造して陳列するのが「惣菜」、牛乳やパンなどの消費期限を確認して陳列する仕事が「デリ」として区別されることが多いです。どちらも食品を売る仕事ですから、清潔感に気を付けて接客にあたる必要がありますし、お客さんに対しても「いらしゃいませ」などといった呼び込みを行うことも大切です。
また惣菜の食品販売スタッフに関しては、揚げ物やお惣菜を調理製造する仕事が多く、フライヤーと呼ばれる大型の機械で1日に大量のコロッケや天ぷらなどを揚げる仕事があります。
デリに関しては工場から送られてくる食パンや牛乳などの飲み物を、毎日大量に倉庫から運び陳列する作業が中心です。いずれにせよ立ち仕事が多いためやや肉体労働ではあります。
しかしお客さんから感謝されることも多く、食品がどのような工程で陳列棚に並んでいくのか学ぶこともでき、やりがいとおもしろみを感じることのできる仕事です。
スーパー多くは食品販売スタッフのおよそ8割が、バイトやパートといった雇用体制で成り立っています。
デリや惣菜も基本的に立ちっぱなしの仕事が多いため、体力には比較的自信がある人の方が良いでしょう。ただ立ちっぱなしの仕事にはちょっと自信がないという方でも、仕事を続けていくことで徐々に体が慣れていき、体力がつくようです。
男女比の割合は半々であり、年齢もおよそ60歳までは働けるところが多いため、年齢や性別を問わず働きやすい仕事です。男性の方はフライヤーを中心とした製造作業や、牛乳が入った段ボールの運搬作業など、比較的力作業が多いでしょう。
女性もそのような業務にあたることもありますが、揚げた終わったお惣菜をパックに詰めたり、商品を陳列したりといった細かな作業につくことが多いです。
食品販売スタッフは食品の製造や陳列の仕事が中心ですが、お客さんからの質問に答えたり、注文を受けたりといった接客もあります。そのため元気にあいさつができ、他人とのコミュニケーションが上手にとれる人のほうが向いている仕事といえます。
食品販売スタッフのバイトやパートの時給は、およそ900円が相場です。これはアルバイト全体から見ると高めといって良いでしょう。時間帯によっても変わり、早朝時間や、特に夜間のスーパーが閉まる夜間の時間帯は時給1000円を超えることも少なくありません。22時以降は労働基法上、時給が通常より25％上がる規定があるためです。
つまり日中の時給が900円の場合、夜間帯はおよそ1100円となります。
深夜帯の仕事は閉店準備や清掃などの業務もあるため、より仕事は複雑になるでしょう。しかし早朝や夜間といっても、真夜中の深夜帯に働く必要はほとんどないので、働きやすい環境といえます。
ガッツリ稼ぎたい人は早朝や夜の勤務がおススメです。
またスーパーのデリや惣菜が混む時間帯はお昼の時間帯と夕方です。そのため多くのスーパーでは勤務時間を2部体制に分けています。午前中はパートさん中心に働いてもらい、夕方からは放課後に通える学生のアルバイトを中心に働いてもらいます。
人手不足に陥らないように午前も午後も、事前にしっかりとシフトを組んでおきます。そのため今日は人手不足だから急な残業をお願いされる、といったことも少ないでしょう。自分の希望時間内に働けることが多く、どの程度働いてどのくらい稼ぎたいのか、計画しながら働けるメリットもあります。
