
面接でダブルワークであることを伝えるべきか?
まず、面接でダブルワークのことを伝えるべきかどうかについてですが、掛け持ちのパートやバイトなどがダブルワークになることを伝えると採用にあたって不利になるのではないかと不安を感じるかもしれません。
しかし、採用が決まった後でシフトの相談を受けた場合に、ダブルワークの状態ではなかなか要望を受け入れることができず、採用されたあとで「実はダブルワークなので融通が利きません」と伝えることになると、バイト先に悪い印象を与えることになる可能性があります。場合によっては、「なぜ面接時に言ってくれなかったのか」と言われ、トラブルに発展する可能性すらあります。
そのため、ダブルワークとなる場合は、面接時に正直に伝える方がよいでしょう。採用する側はダブルワークの人であることを前提に採用可否を判断することになりますが、それで採用が決まった場合は、あとでトラブルになることを避けられますので安心ですし、無理なシフト変更を依頼される心配もなくなるでしょう。また、源泉徴収など税務関係の都合からも、パート先やバイト先にはダブルワークになることを伝える必要があります。

ダブルワークの面接対策としての服装は?
面接時の服装に関しては、ダブルワークだからといって特別に対策をする必要はないでしょう。迷うとすれば、スーツで行くべきかどうかかもしれません。主婦が面接に行くことになるのであれば、リクルートスーツなどをわざわざ購入する必要はないでしょうが、ビジネススーツがあればそれを着ていくことをおすすめします。スーツを着ていくことで、社会人経験があることをアピールできます。ダブルワークの場合、すでに仕事をしている点をプラスにアピールすることも大切ですので、スーツを着ていけば一定のアピール効果が期待できるでしょう。
また、バイト先によっては、ビジネススーツがなければ職場の雰囲気に合ったスカートやワンピースなどでも問題ないでしょう。カジュアルすぎる、ラフすぎる、派手すぎるといったものは避けるという点だけは注意が必要です。面接時は第一印象が大きな影響を与えることになりますので、服装に関しても清潔感があり、活動的な印象を与える服装を選ぶことがポイントです。また、服装のよい印象を活かすためにも、姿勢よく面接を受けることを心がけるとよいでしょう。

ダブルワークの履歴書は志望動機がポイント
最後に、ダブルワークをする場合の履歴書のポイントについてもお伝えします。ポイントは2つあります。1つ目は、ダブルワークに関することです。ダブルワークとなることについては面接の中で、口頭で伝える必要があることはもちろん、履歴書にも記載することを忘れないようにしましょう。一般的には履歴書を先に送ることになりますので、面接時には、採用する側がダブルワークになることを理解している状態で受けることになります。ダブルワークに関する質問もいくつか受けることになるでしょう。
そのため、履歴書の中でなぜダブルワークをする必要があるかをしっかり記載しておくことが重要です。職歴欄にはすでに働いているパート先やバイト先などについて「在職中」と記載しておくとよいしょう。2つ目のポイントは、志望動機です。家計が苦しいのでできる限り収入を増やしたいというのが本音であれば伝えること自体に問題ありませんが、それ以外にも「なぜこの会社に応募したのか」について明確に答えられるようにしておく必要があります。この点については、履歴書の志望動機の欄にはっきりと記載しておくことをおすすめします。
